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500個売れるならいくつ作ればよい?
-2008年6月16日
「−1」のマジックで見えてくるものとは!?

例えば、100万円の商品が500個売れる見込みが立っているなら、いくつ作れば(仕入れれば)いいでしょう? 500個でしょうか? 1000個でしょうか?
答えは「499個」です。
見込みよりも1個少ないところがミソ。なぜでしょうか?

なぜ、350台売れるのに349台しか作らないのか?

500個売れる見込みがあるのに、1個少ないと、誰か一人は購入できません。そうなると、消費者はいっせいに「買い」に走るものなのです。商品を短期間で売りたいのなら、この「−1」のマジックがポイントになります。

このやり方を実践したのはフェラーリでした。1995年、創立50周年を記念して「フェラーリF50」を製作した際、事前にマーケットリサーチを実施。その結果「350台」という見込みが立ちました。そこでフェラーリは工場出荷台数を「349台」と発表。5000万円という高価格にもかかわらず、予約開始と同時に完売しました。これこそ「−1」のマジックなのです。

商品を売り切ることは優秀?

商品が売れたかどうかも「−1」が目安になります。コンビニのおにぎりの例を考えてみましょう。次の3つのうち、本部からの評価が高いのはどのケースでしょうか?
1.100個仕入れて、すべて売り切った
2.50個仕入れて、49個売った
3.200個仕入れて、180個売った

一見、1が優秀な気がしますが、答えは2です。1の場合、もっと仕入れていればもっと売れたかもしれないからです。売れ残りが生じてはじめて、どれだけ売れるのか見込みが立てられるのです。「1個だけ売れ残る」というのは、最も理想的なケースといえます。

製造や仕入れの数量をどのくらいに設定するかを考える際、この「−1」のマジックを頭に思い浮かべてみてはいかがでしょう。

 
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